『はじまりの風』――レンの気持ちを温度で読み解く!

「ねえ、今どんな気持ち?」
ネットではちょっと意地悪なフレーズですが、国語の授業ではとても大切な問いかけです。

 

『はじまりの風』を読むときも、この質問がカギになります。

主人公のレンは、

「新しいことを始めたいけど、何をしたらいいかわからない…」

これって、レンだけじゃなくて、みんな一度は感じたことありませんか?

他の人は、何かやりたいことがあって、何かを楽しそうにやっていて、
それを見ると何となく取り残されたような気がして……。

レンの気分はマイナス。心は氷のように冷えちゃってるよね。

 

それから、いちょうの葉っぱが日の光を受けて輝いている公園に行って、
美術室の前の絵と同じ風景を見て、ちょっとうれしくなって……。

マイナスから0℃くらいになったのかな?
氷が溶けて、水になりそうな温度。

そこにやわらかな春の風が吹いてきたんだね。

 

「ねえ、レンって、今どんな気持ち?」

 

日の光も、やわらかな春の風も、いい仕事してるよね。
これ、作者がつけたエフェクトなんだよ。

それからレンの気持ちの温度計はどうなるのかな?
絶対これからレンの気分はアゲアゲになるよね。
物語って、そういうものだから……。

学校でも「はじまりの風」を通してレンの気持ちを考えるけど、
これは「心情曲線」とか「暗示」「物語文法」って言うんだ。

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もし自分だったら、どんなときに「ちょっとうれしくなる」かな?